goenvについて
goenvは、pyenvやrbenvと同様のツールです。コマンドも大抵の場合、pyenvなどと合わせてあり理解しやすいです。 しかし、goenvは同名のツールが乱立しており、調べたら沢山あって驚きました。※GODOCに載っていた同名ツール
- https://github.com/tmilewski/goenv
- https://github.com/adjust/goenv
- https://bitbucket.org/ymotongpoo/goenv → 日本人が開発者のようです(結構独特かも)
- https://github.com/syndbg/goenv → brewで導入できる goenv
- https://github.com/pwoolcoc/goenv → python製 goenv
- https://github.com/crsmithdev/goenv
この他、rbvm と同様のツールである gvm もあります。
https://github.com/moovweb/gvm
こちらの方が、メジャーなようです。
私は滅多に使わないので、pyenvとコマンドが一緒で、brewで簡単に導入できる、https://github.com/syndbg/goenv を使用します。
goenvのインストール
macOSの場合は、brewでインストール可能です。$ brew update $ brew install goenv
次に、bashプロファイル(.bash_profile)に、次に一行を追加します。
eval "$(goenv init -)"
以上でインストールを完了です。変更したbashプロファイルをターミナルで再読込する場合は、次のコマンドを実行します。
$ source ~/.bash_profile
※ Windowsの場合は、こちらを参照してください。
https://github.com/syndbg/goenv
goenv使い方
pyenvと同じだと思いますが、使い方を書いてみます。goenvでインストール可能なgoのバーション一覧は、次のコマンドで表示できます。
$ goenv install -l Available versions: 1.2.2 1.3.0 1.3.1 ...省略... 1.7.5 1.8.0 1.8.1 1.8.3
試しに、1.6.3を導入してみます。
$ goenv install 1.6.3 Downloading go1.6.3.darwin-amd64.tar.gz... -> https://storage.googleapis.com/golang/go1.6.3.darwin-amd64.tar.gz Installing Go Darwin 64bit 1.6.3... Installed Go Darwin 64bit 1.6.3 to /Users/xxx/.goenv/versions/1.6.3
1.6.3に切り替えるには、次のコマンドでグローバル設定を変えれます。
$ goenv global 1.6.3
ローカルのディレクトリーのみ設定を変える場合は、
$ goenv local 1.6.3
ローカル設定では、--unset オプションで元に戻すことが可能です。
$ goenv local --unset
さてgoのバージョンを確認してみましょう。
$ go version go version go1.6.3 darwin/amd64
最新バージョンもインストールして切り替えれるようにした方が良いでしょう。
$ goenv install 1.8.3
goenvでインストール済みバージョンと、現在使用中のバージョンを表示するには次のコマンドです。
$ goenv versions system * 1.6.3 (set by /Users/xxx/.goenv/version) 1.8.3
グローバル設定の取り消しコマンドはありませんが、バージョン表示されている /Userx/xxx/.goenv/version ファイルを削除すれば、設定を取り消すことが可能です。